🔸エビデンスってどんな意味?
「それ、エビデンスある?」
最近、こんな言葉を耳にすることが増えました。
なんだか急に、問いかけが“上から目線”になったような…
そんな気がして、ちょっとドキッとすることがあります😅
エビデンス(evidence)――
一見むずかしそうなカタカナ用語(英語)ですが、日本語にすると「根拠」や「証拠」のこと。
語源はラテン語の evidentia(エヴィデンティア)。
意味は「はっきり見えること」「明らかに見えるもの」👀✨
つまり、「目に見える裏づけがあること」を指します。
医療や研究の世界ではとても大切にされていて、
「確かな情報」や「信頼できる判断」のために欠かせない考え方です。
似たカタカナ語に、「ソース(source)」という言葉もあります。
「その情報のソースは?」なんて聞かれたこと、ある方もいるかもしれませんね。
ちなみに私は“ソース”と聞くと、
ついウスターソースやとんかつソースが頭に浮かんでしまいますが(笑)🤤🍳
ここでのソースは、「情報の出どころ」ニュースや論文、発言者などを指します。
つまり、エビデンス=その内容を裏づけるもの、
ソース=その情報がどこから来たかという“水源”のようなもの💧
どちらも、情報に“信ぴょう性”があるかどうかを見極めるための言葉なんですね📚
🔸なんでも「エビデンスがあるか」で決める時代
SNSや日常会話でも、「その情報、ちゃんとエビデンスあるの?」
そんな問いかけが飛び交うことがあります。
たしかに、うそや間違いを見抜く手がかりとして「根拠をたしかめる」姿勢は大切です。
でも――
「エビデンスがない=信じてはいけない」
そう決めつけてしまうと、まだ言葉にできない“真実”まで置き去りになってしまうような気もします。
🔸感じる力も、たいせつな“根拠”
私はこれまで、いわゆる自然療法や代替ケアにたずさわってきました🌿
ある日、とある方が静かに言いました。
「お医者さんには、もうできることはないと言われたけれど…
ここに来て、自分の内面を見つめ直す時間を持てた気がします。」
その後、まるで心がほどけるように、
「からだがふわっと軽くなったような気がする」と話されました。
もちろんこれは、科学的に証明できることではないかもしれません。
でも、その人の中で、なにかが確かに動いたのだと感じました。
お医者さんが後から「へぇ〜不思議ですね」と言っていたこともあります。
それって、ある意味“じぶんにとってのエビデンス”なのかもしれませんね🕊️
🔸目に見えないけれど、たしかにある
たとえば――
-
「この人とは、なんだか波長が合う」
-
「ここに来ると、ほっとする」
-
「ふと感じた違和感が、あとで的中した」
こうした感覚は、数字にもグラフにもできません。
けれど私たちは、それをたしかに“感じている”んです🌸
日本語には「氣を読む」「虫の知らせ」など、
見えないものを丁寧に受け取る感性があります。
それはまるで、こころのセンサーみたいなもの。
「なんとなく」を大切にすることも、
これからの時代には必要なのかもしれませんね🌈
🔸おわりに:あなたの“感覚”を信じていい
エビデンスは、大切です。
でも、それだけで世界を測ってしまうのは、少しもったいない。
この世界には、まだ「証明されていないこと」が山ほどあります。
そして、“証明できないけど、ちゃんと存在している”ことも。
だから――
「それ、エビデンスあるの?」と聞かれたら、
こんなふうに答えてもいいかもしれません。
「わたしが感じたから、それがわたしのエビデンスです😊」
どうぞ、あなたの中にある小さな“感じる力”も、
大切にしてあげてくださいね🌿✨